「授業の板書丸写しはNG! ポイントに絞って考えろ!(http://takabo777.com/zyugyou-point)」では、板書をノートに写す時の注意点を述べました。
どうしても、ノートを書くときって先生が書いた板書をそのまま写してしまう。
それで習ったことを理解できていれば良いのですが、実際板書を見ながらノートを写すという行為は、それほど脳を働かせていない事が分かります。
その理由の一部に、キレイにノートを執ろうとする意識に問題があります。
ここからは、K君(高校生)を召喚して対談式にしてみました。
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K君:タカボーさん。ノートってやっぱりきれいに書いたほうが良いのでしょうか…先生の話がまじで早すぎてどうしても汚くなるんだけど…
僕:そもそもノートをとる理由って何だと思う?
K君:習ったことを忘れないように…ですよね?
僕:その通り。だから、結局ノートに書いたことを自分の頭のなかで理解していれば問題ないんだ。きれいでもきたないノートでも。大げさな話、ノートなしでも構わない。
K君:でもノートって先生(教科)によっては提出することもあるじゃないですか。それで成績の評価が決まるならきれいに書いたほうが…
僕:きれいなノートってさっきから言ってるけど、K君の「きれい」の基準が分からない。そもそも「きれいなノート」って何だ?
K君:(…)誰が見ても見やすくて…カラフルで…友達に渡しても恥ずかしくないノート…? う~ん…よく分からなくなってきた!!
僕:(笑)結局ね。きれいがあるから汚いんだ。用は、比較対象があってオレのはきれいなノート。汚いノートなのかを判断する。
部屋の掃除も同じ。自分の部屋をキレイにすると、ゴミ箱の中は汚くなる。掃除前の部屋が汚く見えたから、今の自分の部屋がキレイに見えるだけなんです。
だから、汚くなるのは当たり前であって、ごく自然なことなんだ。気にしてもしょうがないんだよ。
K君:なるほど…
僕:結論、「きれいなノート=自分が理解できるノート」だと僕は思う。
なので、次の日そのノートを読み返し(復習し)て、昨日はこんなことを習ったんだ。と自分が本当に理解できていれば、そのまま先生に提出してOK。
そもそも、自分が読めない字で(復習する時に)内容を理解できるわけ無いでしょ?
「お前のノート。キタねぇなー」と言ってくる子がいれば、その子はノートにしか意識がないので、授業の内容を理解するという本質的な部分が実際抜けている場合が多いんです。
なんで、そういう子は、はっきり言ってそんなに成績が良くない。
「そんなくだらないこと言ってるんなら、こいつの成績低いんだな」
と思っていればいいんです。気にする必要全くなし。以上です。
K君:授業内容を自分の頭で理解できていれば、自然に見やすいノートになるんですね。ありがとうございました!!
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よく他のブログや、勉強本で余白をあける。字を大きくする。と書いてあります。それで見やすいノートになるのは、ある意味間違ってはないです。
しかし、授業の内容を理解することがそもそもの原点ですので、そこを意識して授業を受けることが大事なのではと思います。
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