「生産管理」と「ISO9001」について【生産工学ver10】


僕:前回にちなんで、トヨタ生産方式でよくでてくる、「標準作業」と「工程別能力表」も押さえておこう。

 

K君:どういったものなんですか?

 

 

僕:詳しくは【コンサルソーシング(株)】のHPを見てくれれば載ってるので確認してみてね!!

 

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K君:え…随分とタカボーさん楽してるじゃないですか…

 

 

僕:同じこと書いてもしょうがないじゃないですか。

あと、生産管理についてもさらっといこうかな。検索すればたくさんでてくる。QCDやQC7つ道具とかね。生産工学のテストでもよく出てくるんだ。

 

QCDは、クオリティー、コスト、デリバリーのことだね。

Qは品質のことで、製品が長持ちするといったような「丈夫さ」だけでなく「使いやすい」「人に優しい」「機能がすばらしい」といったことも品質の一部なんだ。

Cは原価。材料費や人件費、設備投資などが主な要素だ。


Dは納期(あるいは配送)。期日だけではなく、納品数も一緒に考える。このDを「量・納期管理」と呼ぶこともあるんだ。

で、生産管理が機能しないと以下のことが起こると言われているよ。

納期遅れが頻発する
引き合いに納期回答ができない
緊急のオーダーに対応できない
製品や部材の在庫が多い
リードタイム(仕掛期間)が長い
計画が頻繁に変わり、どれから着手すればいいのかわからない
欠品(材料 部品の不足)を頻繁に起こす
現場に手空きが出る一方で、やたらと残業も多い
何事も督促しないと進まない
どこでどれだけの在庫を持てばいいのかわからない
帳簿と現品が合わない
資材の廃却や死蔵が多い
コストが下がらない
品質が安定しない

どちらにしても後工程(お客さん)が困るってことは押さえておこう。

 

K君:QC7つ道具って何ですか?遊戯王カードの「盗賊の7つ道具」みたいな感じですか?

 

僕:「7つ道具」が一緒なだけじゃないか!!

品質工学にもよく出てくるんだけど、用は品質管理をしていくために、図(グラフ)を使ってデータをまとめていこうというものなんだ。

①パレート図、②チェックシート、③ヒストグラム、④グラフ/管理図、⑤特性要因図、⑥散布図、⑦層別があるんだけど、テストによくでてくるので、詳細は自分で調べておいてね。

 

さて、品質について学ぶ上で是非知ってもらいたいのが、「ISO9001」なんだ。K君、ISOの意味って分かる?

 

K君:いそ?う~ん分からないですね。

 

 

僕:国際標準化機構のことだよ。日本品質保証機構【JQA】よると、つまり、世界中で同じ品質レベルのものを提供できるように、製品やサービスをしっかり管理しましょう。というものだ。

 

「ISO9001」はその中の規格であって、品質マネジメントシステム規格と言われている。

この規格に該当していない会社というのは、品質面ですごく周りから心配される。だから、この「ISO9001」があるかないかで、外部取引にものすごく影響することは覚えておくと良いよ。

 

K君:会社の品質管理を左右するんですね。良くわかりました。

 

 

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