「頭がいい人」になりたいなら「考えろ」


以前、「分かる」というのは、はじめから自分の頭の中に「分かっているもの」が入出力のループによって出来上がったものだと説明しました。

じゃあ、「入出力のループ」が逆に止まっている状態とはなんなのか。実はこれが「頭が良くなる」と関連しているのです。結論、

 

「入出力のループ」が止まっている状態=体に障害がある

です。ここで筋肉(身体)を動かさないと「学習」機能が遅れる。なぜなら、出力が働いていないからです。

 

だから、障害のある赤ちゃんでも、ある程度からだを使わせるようにしたほうがいいのです。

 

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大人が手伝ってハイハイとかをできるようにすると、言葉がしゃべるようになるそうです。

言葉がしゃべるようになると、自分の言っていることに体が反応したりする。用は5感が発達しているのです。

 

なのでリハビリって生きていくために、非常に重要だということが分かります。リハビリをしたくない人がいれば、どこか自分の存在を否定していることになる。

 

こういった入出力のループを、ある程度身につけると、脳の中でループをする=自給自足 をする。それがいわゆる「考える」と養老氏は述べています。

脳の中でループして脳が大きくなると、今度はそれを維持するために、ムダにグルグル回し始める。他の体の部分と同じで動かしていないと退化してしまうそうです。意識してもしなくても無意識にグルグルまわることもできます。

 

「考える」ことが学習する上で最も重要であることが分かります。つまり考えれば考えるほど、入出力のループの回数が増えていくので、学習能力がどんどん発達して、ルールが増え蓄積されることになります。

これがたくさんできる人のことを、いわゆる「頭のいい人」であるということです。

 

犯罪者で、この通帳を盗みたいと思って、犯行手口を考える。セキュリティーが強化されている現在なので、どうしたら盗めるのだろうと頭のなかをグルグル回す。

社会的に悪い方向にいっている場合も、この場合だといわゆる頭がいいということになります。

 

という訳で、「頭のいい人」になりたいのなら、いっぱい「考える」ことが大事だと分かります。これが入出力のループになるのですから。

 

しかし、「考える」は自分の頭のなかで回っているため、相手にはもちろん伝わらないし分からない。

逆に分かるようになれば、相手が「こんなふうに考えてこうやってできる」が分かるので、誰でもテストで100点採れたり、サッカーができるようになる。

それがいわゆるテレパシーってやつです。

入出力のループが少ない人は、程度の低い「考える」ことしかできません。「頭がいい人って何考えてるか分からない」ってよく言いますが、

それは、そのことに関して自分の入出力のループが少ないということになります。

 

用は、相手にはあって自分にはない「考え方」があるということ。自分では気づいていないのです。

だから、自分のからだを動かすことが大事なのです。外に出ていろんな体験をして動かすことで、ループが回って自分が気づかなかった考え方に気づくようになる。それが学習の基本であると僕は思います。

 

サッカーしようよ!!って友達に誘われて、嫌だと思ってたとしたら、そんな感情任せで否定するより、

むしろ無意識にやろうぜ!!と言って、カラダを動かしたほうが、いわゆる「頭が良くなる」に近づくのではないでしょうか。

 

しかし、身体的に無理をすると病気や怪我に繋がるので、自分の気持ちとよく話し合うことが大事なのですが、

それを過保護にしすぎて、子どもを安全な家に綴じ込もうとしたのは親の責任だと言えます。

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