「部活動」、親やOB(OG)は熱意をもつな

7月22日の朝日新聞の社説に「部活動」についての記事が書いてありました。

記事を読む限りでは、「練習時間が長すぎる」「教員や生徒に負担がかかりすぎている」ため

「練習時間を短くして休む時間を増やす」「外部コーチやチームと連携して負担を軽減する」

ように改善すべきだと捉えがちですが、それが根本的な解決策ではないと僕は思います。

 

部活を選択する心得とは? 悔いがないようにでも言いましたが、問題は生徒や学生が部活に対して目標や基準があるかどうかということです。

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部活動に対してある程度の教員は

進学や就職に有利だから」「コミュニケーションが高められる」「仲間が友達がたくさんできる」

としか言っていないのが現状です。

だから、「どこかで基準を作って判断する」ことの重要性を生徒や学生に教育指導しないのは教員の責任だと思います。

「判断する」と述べましたが、周りを見れば見るほどできなくなるのが現状です。

 

「私は今こんなことに興味があるから、打ち込んでいきたい。でも最近部活で忙しいから、時間を設けるためにやめたい」

「でも、周りは自分勝手だと思っていてやめようにやめられない」

といったことが起こるからです。

 

だから教員の責任ではあるけれども、生徒や学生の責任もあるということです。結局、自分自身で変だと気づいてしっかり決めなくてはならない。

僕が尊敬している人物のひとり、橋下徹さんは「大阪都構想」住民選挙の当時、このようなことをツイッターで言っていました。

 

「大きな目標達成のためには妥協が必要。妥協をしなければ僕のようになる。妥協をしたらしたで歪が生じる。ほんと政治判断は難しいよ。」

「でも重要なことは判断から逃げないこと。今までの政治家はこういう難しい、しんどい判断から逃げていた。政治家は判断した上で、有権者の審判を受ける。これが全て。」

 

政治家だけではなく、私達自身も部活に限らずこういった判断から逃げずに、自分で基準、目標を持つことが今後の人生においても大切だと思います。

だから、過度に親やOB、OGが熱意をもったり、プレッシャーを与えてはならない。生徒(子)を見守ってあげれば十分なのです。(現に僕はOBですが、そうしてます)

 

また、資金援助や技術(指導)提供で、スポンサー契約する部活動もあります。

だけど安易にスポンサーを増やすのではなく、先程の「基準、目標による判断」「プレッシャー」などを考慮すべきなのではないでしょうか。

僕が「部活動」に対して言いたいことは、そういうことです。

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