「歯車」って、ボク自身、「人間」の脳から作りだしたものだと思っていました。
しかし、「Insect Jumps Powered By Mechanical ‘Gears’」をネットで見て、衝撃を受けました。
「昆虫」が「人間」よりも先に、高精度な歯車を「遺伝子」によって体内でつくっていたのです。
「歯車」の歴史を見ると、約2300年前にアリストテレスが著した「機械の問題」に金属製の歯車が登場しています。一番最初の記録に残っているのがこれだそうです。
ですが、それよりも前に、昆虫が「歯車」をある意味、理解していた。農産物の害虫で知られている、ウンカ類の幼虫の体に存在していたそうです。
この「歯車」はかなり精密にできており、一つの細胞膜をナノレベルで観察し、ようやく見えるという。
ウンカ類の幼虫は数ミリ程度の体長しかありませんが、後足の溝にある歯車を連動させて、自分の体長の100倍以上、約1メートルの距離をブレなく真っすぐにジャンプできるそうです。
詳しい話は「他サイト」を見ていただいて、ボクが言いたいのは、こんなのなんてことはない。けど、(生きるために)そうするしかなかった。という話です。
このウンカの幼虫の場合、「遺伝子」によって「歯車」をつくりだした。しかし、人間は脳、つまり「神経系」によって「歯車」を作った。
情報系が違うのに、同じ「歯車」を創っているということです。これにボクは感動したというか、面白いなと思ったわけです。
「人間」の意識、用は「設計」によって「歯車」は作られるものかと思ったら、とんでもない。「設計」ではない方法でも「歯車」ができる。
現在は「人間」が創造したものばかりに、意識がいきがちですが、それでは不幸になるだけだと思っています。
「人間」以外にも意識を向ける、興味を持つことも大事なんです。
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