「忙しくても細かい気遣いをしよう」(http://takabo777.com/isogasii)で、脳の興奮状態は周りが見えなくなる可能性があるので、犯罪行為も含めて注意しようということを述べました。
この「周りをみえること」についての意味を、今回は「頭の回転」と付け足して解説しようと思います。
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実は、この周りを見ることができる人というのは、仕事(特に接客業)が長けている人が多いです。もしくは、先輩や上司に好意をもちやすいとも言えます。
例えば、皿洗いで「絶対皿を割るんじゃないぞ。優しく丁寧に洗えよ。」と店長に言われたとします。
普通なら、この時心のなかで「割らないように注意しなければ」と思います。
ここで、ミスをする人の特徴は、「割らないように注意しなければ」で終わってしまうケースです。
逆にデキる人はこの後、「割らないにするにはどうしたらいいのか」を考えます。
洗い場が目の前にあったとして、
☆できない人の特徴
お皿や小物がどの辺にあるのかを理解せず、とりあえず適当なものから早く食器を洗おうとします。「割らないように注意するには」が理屈では分かっていても思いが抜けているのです。
☆できる人の特徴
お皿や小物を目や手を使ってざっとこの辺にあるんだなと把握します。「小物は割れやすいからゆっくり丁寧に洗う」「油ものは後の方にしておこう」「食器洗浄機で、でかいお皿を並べたけど、隅にまだスペースがあるから、さっきこの辺にあった小物をここへ、右隅はお箸にしておこう…」
そんな感じでいろいろ頭のなかで考えながら、テキパキと食器洗いをするわけです。これがいわゆる「頭の回転」が速いというわけですが。
前者と後者の典型的な違いは、「全体(周り)を見て次にやるべきことを考えているか」ということです。
僕的にですが、仕事中、ボーっとしている時間があるということは、他で仕事が忙しいところがあると思います。
楽をする人がいるとすると、どこかで苦労する人がいるということです。
お昼を手軽で済ませようと、マックで楽に済ませようとする人がいれば、マックで働いている人はそれだけ的確感とスピード感を求められるため苦労するというわけです。(仕事だからしょうがないけど)
なので、周りを見て、「ここ人数が不足しているな」「この人困っているな」と違和感を覚えたらすぐに行動するわけです。ここで、自分の作業が終わったと思ってボーッとしているのは前者です。
自分の作業に追われながら、次はこうしようだとか、この人いまこの作業しているんだな。と考えるのは、とても難しいと思います。
僕も最初バイトで仕事したり部活をやってたときは、何をしたらいいのか全く分からず、ただ立ち止まっていた経験がありました。
でも経験していくうちに、少しずつ周りを見ながら行動する行為ができるようになったのではと思います。
仕事や部活でなくても、こういったトレーニングは勿論可能です。用は積極的な気遣いをすればいい話です。
夕食でお父さんがおさしみを食べそうになったら、横にさっと醤油差しとわさびを置くとか。そんなことでかまわないと思います。
無理に意識せず自然に気遣いを心がけるのがポイントです。
もし、頭の回転をよくしたければ、まずはそういった身近な気遣いからチャレンジするのも手ではないでしょうか。
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