生き残ることの難しさ

人間には寿命がありますが、会社には寿命がありません。

何故かと言うと、会社は団体だからです。たとえ数人の従業員が退職しても、会社全体にとってはそこまで影響は出ない。

 

ただ、電通の過労死のような問題がメディアに報道されると、会社にとってはものすごい悪影響を受ける。それでも会社が倒産、買収することはよほどのことがない限りは可能性が低い。

特に大きな会社は、長年の信頼と実績があるため丈夫ではありますが脆い部分もある。

 

だから、「生き残る」というのは非常に難しいと僕は思っています。財を生み出すために会社は「成長」しますが、「成長」することより「生き残る」方が大変なのです。

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世界的な大企業であるトヨタもそういった状況に置かれたことがあります。1950年に大規模な人員削減を行った時です。車の在庫が山のように発生し、銀行からの支援が受けられなくなったそうです。

 

その後は「朝鮮特需」によって好景気になりましたが、増産で忙しくなっても人員増員は踏み切らなかった。

 

成長より生き残ることを優先としたからです。「朝鮮特需」は一時的なものと考え、今後、苦境に至る可能性があると予想したからです。

「「成長」することが会社にとっては大切だ」

と言いますが、実はそうではない。

 

「生き残ることの大切さを知っているからこそ、成長できる」

と僕は思います。そのためには「勉強」が大事であり、社員全員の知恵を絞り出すことで、会社は成り立っている。利益を出すことがすべてではないのです。

 

会社単位の話になってしまいましたが、勿論個人単位で「生き残る」ことを目標に一生懸命に頑張るのもいいかと思います。

 

どこまで「生き残る」ことができるか。そんなこと個人によっても違うので誰も証明していません。だから、「私は価値のない人間だ」と安易に生き残ることを諦める人に対して僕がよく

「どこまで生き残れるか僕と勝負しろ」

 

と言っている訳です。僕の生命線。実は長い方でよく自慢していますが、実際はどうなのか、よく分かりませんww

まあ、ストレスをあまり溜めないことですかね。

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