Amazonで注文1時間後で届くという新サービス「Amazon Prime Now」が去年11月に登場しました。
Amazonもどんどん進化してますね。
便利にしていく志向は分かりますが、一方で運送業者には負担がかかっているのは言うまでもありません。
何が一番問題点かというと、家でのお届け指定日時が容易にできてしまうこと。
この日のこの時間帯に商品が欲しい。届くのが遅かったら文句を言う。
まさしく、「ああなればこうなる」の原点です。
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「バカの壁」で有名な養老武司氏もおっしゃっていましたが、「ああなればこうなる」が当たり前のように生活に浸透していくのは一番まずいのではと思います。
特に子どもでそういったことばかりを体験させるのは、教育上よくありません。
だから、子どもにAmazonばかりを使わせると非常に大変なことになるのではないでしょうか。スマホの課金ゲームと同じです。
Amazon側の改善策としてやはり、全体のシステム自体を変更するしかない。
受け取りを自宅ではなく、コンビニ受け取りだけにしておく。
ドローンやロボットによる運送ができるようになれば、徐々にお届け先の細かい範囲を指定していく。
まず、そこからだと思います。
運送業側はとにかく、サービス残業をしてまで苦しんでAmazonと付き合わないこと。
全運送業者がAmazonから撤退する。まさに2005年頃にAmazonから撤退した佐川急便と同じことです。
そこからです。Amazonの真意が見えてくるのは。
ここまでは会社レベルです。
個人での対策は、やはり思い切って辞退するしかない。
同じ思いの人たちと一緒に辞めるといいかもしれません。
雇用側の責任も勿論あります。子どもが安易に手を出さないよう見守ることが大事だからです。
結果として、サービス残業はAmazonだけの責任でもなく、運送業者だけの責任でもなく、顧客だけの責任でもありません。
「ああなればこうなる」ばかりを押し通した全員の責任なのです。
誰かが、これに気づかなければ「ああなればこうなる」は延長線上に続くでしょう。
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