「マザーマシンぶっちゃけよう特集1」オイルコン

僕自身工作機械好きなので、ここ何回か特集をやろうかなと思います。

名付けて「マザーマシンぶっちゃけよう特集」

です。(ネームセンスがなくてすいません…)

という訳で早速行きたいと思いますが、ここで述べることはあくまで僕の見解ということなので、ご承知おきくださいね。

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まずは、第一回として「オイルコントローラ」からいきたいと思います。

 

高精度の工作機械でよくオイルコントローラを使っているのはご存知かと思います。

有名なところで、「ダイキン」「関東精機」でしょうか。主にこの2つのオイルコン(オイルマチック)は展示会でもよく見かけます。

油温制御装置を独自開発している工作機械会社もあるところはあります。

 

といってもそこまで違いはないと思っていいと僕は思います。(こんなこというと怒られるかもだけど)

まあ、強いて言えば(フィルターの)メンテナンス性や物理的な問題で種類が多少左右されるぐらいでしょうか。

設定した油温でスピンドルやベッドに循環させる(クーラント)ことで、主軸やワークの熱変位を抑えるのが主な目的ですが、

正直言って、僕はオイルコントローラ自体あまり好きではありません。

何故かと言うと、オイルコンによって温度変化が多少変動してしまうからです。ないよりはあったほうが最小限に熱を抑えられるかもしれませんが、必ずしも0という訳ではない。

 

それに、モータの回転数、ワークの種類、機械本体の構造、周りの環境状態などによって温度は常に変化していくものです。

その変化に合わせてワイドレンジに対応していくのがオイルコンの役目ですが、完璧に制御するのは不可能に近い。

 

であるならば、精度を期待しない加工部品であれば、最初から使わない方がいいというのが僕が考えていることです。それかそもそも主軸やワーク、切粉等に熱を伝達させない構造にしちゃえばいい。

でもそれは今のところ難しいので、あと数10年ぐらいはオイルコンに頼るしかないかなと思います。今後需要が増えていくのは確かでしょう。

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