「スポーツは、楽しんで壁を突破して行く方が結果も良くなるというのが、今の世界の常識です。」
茂木健一郎氏のブログでそう述べていました。
僕がこれでハッとしたのは、
☆ スポーツだけでなく、勉強や仕事でも当てはまるということ
☆ 楽しいと楽(ラク)は違うということ。
です。
まず「楽しい」「楽(ラク)」とは何か。あまりこういうことは、日常では考えませんが、その質問は「心はどこにあるか」と言っているようなものです。
質問自体が変なのです。場所がそもそもない。なぜなら働きだからです。
感覚でとらえられるもの。とられないものがあるということを理解しないとダメだということです。
だから、「楽しい」「楽(ラク)」=感覚ではとらえられない=よく分からないよ
で、間違いではない。
ただ、もちろん生きていく上で、喜怒哀楽ができないでは困る訳ですが。
それを理解した上で、今度は「楽しい」「楽(ラク)」はイコールではないということ。
まあ、当たり前と言ってしまえば当たり前ですが、同じ漢字を使っているのに変な感じはしますよね。奥が深そうです。
なので「楽」について調べるのは省略します…本ブログはそこまで語源について追求しません。詳しい人に任せますww
僕が言いたいのは、「楽(ラク)」をしているから楽しいではないということ。「楽(ラク)」という働きと「楽しい」という働きは別と考えるのがいいです。
働きというのは、いろんな脳の機能が重なってできるものです。だから、類語はあっても対義語がない。
今、オリンピックやってますが、楽(ラク)のみをしようと競技に望む選手はいないと思います。「勝ちたい」けど「苦しい」「辛い」「大変」でも「楽しい」。
そういった沢山の複雑な感情に耐えきれない人は、やはり結果が出せないケースが多い。と僕は思います。そこで「楽(ラク)」だけに逃げてしまう。
〇〇だけに走ってしまうのは、カルト宗教や覚醒剤と同じようなものです。そうやって物事を単純にした方が気分的には良いからです。
「楽(ラク)」が悪いということではない。ただ、「楽しければ何でも結果が出せる」といった考え方はやめたほうがいいということ。
「楽しい」とか「苦しい」だけで、満足する結果を残すことはできないからです。それは、歳は今でも若い自分も痛いほど良くわかりました。
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