では、他では見られないちょっと変わった勉強法を伝えました。
実はこのブログを見ていた方が
「時間がかかってしまう」
「勉強してる感があって抵抗がある」
というご意見を頂いたものですから、僕自身も実際やってたしかにそうだなと思いました。
そもそも
暗記カード=ガチ勉
というイメージがあるので、スマホのように手軽に違和感がなく、時間が空いている時にサッととりだせるという形にしたいと思ってました。
「赤シート勉強法を超えた暗記カードの使い方」で用いた問題例を再度出します。中3で習う、金属燃焼の問題です。
□スチールウール(鉄)を酸素中で燃やすと①【 】と②【 】を出して燃えます。
(1)上図のように、スチールウール(鉄)を空気中で加熱するとどうなる。
(2)また、図のように酸素中でスチールウールを燃やすとどうなるか。図の①、②にあてはまる語を書きましょう。
という問題を以前のブログで暗記カードにコンパクトにまとめたやり方がこちら。
→1ページ目(問題文)
→2ページ目(キーワード)
→3ページ目(解答=なくてもよい)
でしたが、はっきり言って
といった、問題文と解答から単語を引っ張っただけの書き方でいいのです。
他人からみると、何が何なのか分かりませんが、用は
☆ 暗記的に覚えるのではなく、全体を捉えた覚え方
☆ 頭の中を考え巡らせること
といったことが一番重要なことなのではないかと思ったからです。
この問題例で行けば
「SW(スチールウール)=加熱だから、SWを加熱するということかな。えっと、空気と酸素って書いてあるから、前のテキストの図を思い出すと…」
「そうだった。空気中にSWを加熱する場合と酸素中にSWを加熱する場合の状態を説明するんだった。じゃあ答えは…」
って感じで頭のなかで問題ごと自分で考えて解いていくと言った感じですね。
カードをつくる時間も、数分もあれば作れちゃうので、教科書やノートの隣に復習用で暗記カードを机において、授業中に空いている時間があればさくっとつくっても良いかもしれません。
部活で忙しくて、家で勉強の復習が手がつけられない人にはもってこいでしょう。
また、暗記カードをつくる上で問題文や解答を丸写しするだけでなく
「コンパクトに収めるために、どこを削ったらいいのか」
と考え、脳トレになるので、「つくる」「つかう」側でもメリットが大きい。
だから、英単語や公式をがむしゃらにノートに何十回も書きまくるよりは、暗記カードを使って頭の中でグルグル考え、復習するほうが刺激になる。
しかし、脳にはかなりの負担(疲労)になることは、承知した方がいいでしょう。途中で「もう勉強について考えたくない」といった事態も起こりうる。
ですが、それは成長している証拠だということです。そういった状況をどこまで楽しめるか。それがモチベーション、やる気です。
そこにさらに
☆自分で理解できてるか、人に話をする。しゃべる。
を行うことが重要です。暗記カードだけではダメだということです。
タイムプレッシャーについては、「タイムプレッシャーを使った仕事術」や茂木健一郎氏の勉強本『脳を活かす勉強法』を見ていただければよく分かります。
試験時間も無限ではないですし、社会人として仕事をする上で納期を守らないといけません。だから学生の内に訓練しろ、鍛えろと言っている。
また、勉強したことを人に説明する。という勉強法はよく参考書に載っていますが、思った以上に実はよく分かっていなかったことに気づきます。
「人に説明できないようであればそれは分かっていない」
と、僕の先輩が言っていましたが、確かにその通りです。
だから、図書館で静かに座って勉強するのは実は、ただの自己満足で終わっている=分かっていないことが多いのです。
ボーリングやカラオケで遊んで身体を動かしながら、(頭のなかで)勉強の復習している子のほうが実は、入出力ループがグルグル働いていて、脳に負担をかけているのです。(実際やってみると難しい…)
周りに人がいない。恥ずかしいようであれば、人形やテレビやユーチューブを無音状態で映してしゃべってみるのもいいでしょう。
…という訳で、以上のような勉強法が今まで研究してきた中で効率的に良いと僕は思います。
子ども達のお小遣いや習い事(部活)を考慮して、コストや時間も最小限に押さえているため、自信をもっていえます!!はい。
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