偏桃体を使った記憶力強化の一つに、「生物の本能」を利用した学習法があります。
その一つが「空腹」です。
「腹は減っては戦ができぬ」とよく言われますが、実際には「腹が減った状態」の方が記憶力が高まるのです。
もちろん、ここでいう「空腹」は、過度な飢餓状態、及びダイエットをしろという話ではなく、朝昼晩の食事前のタイミングがベストだということです。
大抵の方は、学校から帰宅して、夕食をとってその後、勉強するパターンが多いです。
夕食前はなんとなくダラダラする格好が多いようですが、実は勉強時間のゴールデンタイムといっても過言ではないのです。(暗記ものがおススメです)
逆に食後は満腹になって、危機感が減少するだけでなく、胃や腸に血液が集まるので、脳内の活動が低下してしまうのです。
そして「生物の本能」を利用した学習法で、もう1つ、勉強する部屋の「温度」を調整するのも手です。
一般に、動物は暖かい時より寒い時の方が、危機感を感じやすくなります。冬になると、獲物にありつけないということを本能で感じているからです。
ということで、部屋の温度は、なるべく低くした方が学習能力が高まるという訳です。
特に受験前は冬なので、こたつや暖房を効かせて、お茶を飲みながらぬくぬく勉強するのは、あまりよくないという話になります。
また、脳温と室温にある程度差がないと、頭部全体の血液が変化してしまい、頭がうまく働いてくれないということがあります。
他にも、ありますが基本的には「空腹」と「室温」この2点かなと思います。
でも、これも前回ブログで載せた[モーツァルト効果 ]と同じで、「必ずしも」という訳ではありません。
したがって、これも「おまけ」程度に考えるのが「吉」だとボクは思います。(そこで敏感になって、その時でしか、勉強しないということになっては困るので)
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