下町ロケットから学ぶこと【生産工学ver4】


僕:赤字について前回は一通り学んだけど、赤字って大企業より中小企業が多いんだよね。

 

K君:でもニュースで、大企業が赤字になったり破産するとよく報道されるのを見ますが…

 

僕:まあ、そもそも会社の資本金や規模の度合いが違うからね。誰も知らない町工場が赤字になったニュースが報道されても、ふ~ん。だから?で終わってしまう。

 

視聴率の問題もあるしね。

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じゃあ、何で中小企業は大企業に比べて赤字が多いのか分かるかな?

 

K君:中小企業は、技術力があまりないから会社が儲からない。だから、赤字になるってことですか?

 

 

僕:勘違いしてると思うんだけど、すべての中小企業が大企業に比べて技術力が低いっていう考え方は全く違う。

確かに大企業のほうが中小企業より、規模が大きいので巨額なお金を回して技術に投資しているのは事実だけど、必ずしも技術力、能力と比例しているわけではない。

K君は「下町ロケット」っていうドラマ(小説)知ってるかな?

 

K君:いえ。知らないです。あまり、ドラマは見ないですね。

 

 

僕: 舞台である佃製作所という中小企業が資金不足で、倒産しそうになるというストーリーなんだけど、その佃製作所の社長が一生懸命に会社や従業員、家族を守ろうとする姿がすごいんだ。

 

侵害特許とか面取りやバリ取り(専門用語)など難しい言葉がでてきて、僕も高校生の時に見た時はよく分からなかったけど、すごく感動してね。ああ、中小企業もいいなって思った。

あれは、機械系に携わってる人なら、絶対見たほうが良いね。

DVD持ってるから、今度K君に貸してあげるよ!!

 

K君: あ、ありがとうございます…

 

 

僕:ドラマ見てくれれば技術力が「中小企業<大企業」でないことがよく分かります。

 

現に下町ロケットの元になった、神奈川県の茅ヶ崎市にある「株式会社由紀精密」は大企業に負けないぐらいの技術、ノウハウを持っている。

K君も一度工場見学に行ってみると良いよ。

 

K君:ちょっとここからじゃあ遠いけど、タカボーさんのおすすめする会社なら、時間があれば友達と一緒に行ってみたいな。

 

僕: 質問の答えだけど、単純に割合の問題です。日本の企業421万社を100%として大企業が0.3%。中小企業が残りの99.7%なんだ。中小企業が圧倒的に会社数が多い。

だから、赤字の会社も必然的に多くになるだけなんですね。円高円安以前にね。

この統計は、経済産業省「工業統計法」によって出されているものだよ。

 

K君:そんなに中小企業が多いなんて…。メディアの影響だけじゃなくて、身の回りにあるものが大企業名ばかりだから目立っていただけというわけか…。

 

僕: まあ、そういうことだね。

ここで重要なことは、「従業員が300人を超える工場は全体の1%であり、従業員数はそのうち約35%。」

「出荷額は全体の50%」

これは生産工学で必ず出るといっていいほどよく出題されるので、押さえておこうね。

 

K君:意外と覚えることが多いんですね…

 

 

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