前回のお話の例で、店長が牛すき鍋の作り方を説明していました。
これを、メモ無しで全部完璧に覚えるというのはとても難しいと思います。僕も無理でした。
だからと言ってメモばかりに集中していたらどうでしょうか。店長の話がゆっくりで同じ内容を繰り返す場合だったら、集中書きしたメモだけで仕事ができるかもしれません。
しかし、そんな店長ばかりではありません。早口で短気で1度しか言ってくれなかったらメモ書きが話す内容に追いつかないのが実情でしょう。
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まず、材料の場所とか作り方を覚える以前に
☆完成図を具体的に頭のなかで覚えているか
これが一番重要だと思います。
牛すき鍋のバイト例であれば、今作ろうとしている完成した牛すき鍋を頭のなかでイメージできているかということです。
お客さんに提供する、完成した牛すき鍋をイメージできていないということは、目標が立っていないのと全く同じです。
部活で県大会ベスト8位までに入賞することを目標としているのか、大会に参加することもなく、なんとなーく楽しんで部活に参加する。前者と後者では明らかに意識に差があります。
牛すき鍋もなんとなーく作るのではなく、ミスをしたくないなら、完成した牛すき鍋のイメージぐらい頭のなかで覚えておきましょう。
〇〇をしてね。と言われて、〇〇をする上でどういった作業をするのかを覚えるのも大事ですが、仕事ができない人はその〇〇ができた状態のイメージが抜けているのではと思います。
完成図が具体的にイメージできていれば、なんの具材がどの位置にあるのかぐらいはなんとなく分かると思います。
これで、具材の種類や位置を間違えるミスは確実になくなります。
牛すき鍋の完成図をイメージできていれば、牛すき鍋と関連性のあることを覚えていくのも手です。(連合という)
例えば値段。レジで牛すき鍋はいくらだっけ?という事態が無くなると思います。
他に、他社の牛すき鍋を勉強するというのも面白いです。自分の店と他の店との違いを比較することで理解するというやり方です。
沢山の連合をいっぱい自分の中で作っておくと忘れにくいです。
まだまだ続きます。
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