老化防止~その名はシニアセンター試験!!

年になるほど、体にガタが来てしまうのは、僕の祖父祖母の様子を見てなんとなく分かるような気がしました。

高齢化社会にちなんでなのか、視聴率アップ狙いなのかは分かりませんが、最近は老化防止や認知症になりにくくするための食べ物や体操などがテレビでよく紹介されているように思えます。

確かに、そういったことを実行するための方法論をメディアというかたちで出力するのは良いことだと思いますが、老人が、家の中でテレビばかり見続ける行為をし続けるのは問題なのではないかと思います。

 

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子どもは自然(養老氏がよくおっしゃっている)なので、手入れをして丁寧に扱うのと同じように、お年寄りも丁寧に扱わなければならない。

でもその手入れの仕方に問題があるように僕は思えて仕方がないのです。

 

老人ホームがその1つだといえます。完全なセキュリティーシステムに守られてスタッフがあれこれサポートしてくれるので良いように思えますが、僕的に子どもを過保護にするような感じと同じような感覚がするのです。(重症なら別ですが)

 

あかちゃんでも老人でも、人間である以上、すこしでもからだを動かし刺激していかなければならないからです。

で、からだを動かすのは、ランニングとかラジオ体操をしているから別に問題ないと思っている人が多いように思えますが、僕が言っている「からだをうごかす」というのはそういうことではない。

 

だから、僕は最初、小学校や中学校と同じようにシニア学校をつくったら面白いなと思ったりする。

でも、そんなの県や国レベルのシステムを変えないと難しいだろうし、なによりお金がかかって仕方がない。

そこで、思いついたのが大学受験によるセンター試験。それをお年寄りに受けさせるというものです。

高校生レベルの勉強なんてお年寄りには無理だと思われるかもしれませんが、僕はそんなことないと思います。身体にガタはきても、勉強でアタマを使うことに関してはむしろ経験が豊富なお年寄りの方が優れている。

勿論、強制ではなく、受けたい人が受ければいいというシステムにします。

以下、僕が考えた「シニアセンター試験」の仕組みです。

 

題目:「シニアセンター試験」

目的:

・老化防止

・コミュニケーションの幅を広げる(特にセンター試験を受ける高校生と同じテーマでの会話を広げる)

・勉強能力を高め、可能であれば教育側の指導者の普及を高める

内容:

・大学受験で利用するセンター試験(国語、数学、物理等)に似たような試験をお年寄り(60歳以上)が受験するというもの

・レベルとしてはセンター試験レベルと高校受験レベルの2通りを用意

・センター試験と同じ毎年1回のみの試験

・基本は独学(参考書は無料提供)だが、老人ホーム等にバイトによる大学生や元教師等の講師を設ける。授業料は無料とする。(県や国で負担)

・その代わり健康保険は1割→3割負担に変更

・成績がいい人は、年金の金額を増したり、賞金を設けたり、公共交通機関の交通費を1年間無料にするなどにする。参加者特典は割引券や優待券(スポンサーを設けるのも手)

・身体にガタが来て、バイトは無理だという方にとっては、賞金がでるため、こういった方法でもお金を稼ぐことができるんだというモチベーションを高められるのでは。

・大学への入学も可能にすれば、大学生の比率も高くなるのでは

 

高齢者が増えていく中で、こういったこともどんどん実施するのもいいのではないでしょうか。少なくても、家の中でずっとテレビばかりみているよりはマシだと思いますが。

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