今回は、「集中力や精神力をつけるためには」
という質問について述べていきます。
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僕がお気に入りである、養老孟司氏の『バカなおとなにならない脳』(よりみちパン!セ)という本がありますが、
養老氏は、「好きなことをしていれば自然に身につく。大人に何か言われても気にしなくていい。」と述べています。
それは、確かに僕もその通りだと思います。
でも、もし大人(親)によって好きなことを制限されていたらどうでしょうか。
その行為そのものが、子どもの集中力や精神力を妨げているのではと思ってしまいます。
他のブログで、集中力を身につけるのは、ノイズをなくしたり、時間をきっちり決めたりというような内容が多いように思えますが、
少なくても授業に集中したい場合、ノイズを無くしたり、時間を決めたりということを自分ですべてできるわけがありません。
授業中、後ろの子がちょっかいしてくる。隣の子が貧乏ゆすりしている。べらべら喋っている。
こういった行為がなくなれば集中できるとは思いますが、その子が改善しようと思わない限り、こういったノイズは発生します。
いくら、先生が注意しても…です。
時間を区切ることで、集中力が身につく。でもそもそも授業の時間が決められているので、自分でこの時間まで集中しようなんてあまり意味がありません。
だから、集中力を身に着けたいのなら、便利なモノに頼りすぎないこと。外に出て「入出力ループ」を沢山回す。これに限ります。
便利なモノに頼りすぎないというのは、別に冷蔵庫や電子レンジのような電化製品だけを指しているのではありません。
親や周りの人に頼りすぎないという意味合いもあります。
たとえば、買い物をする時、母親に頼ってしまうケースが多いですが、1ヶ月に1回ぐらいは自分だけで買い物をしてみる。
これも母親という便利なモノに頼らずに自分自身でやっている証拠です。
こういった目の見えないところで、人に任せている部分を自分でやってみるというのがポイントです。
その中で一番いい方法をいうと、不便な環境の中に自分を置いてみることです。テレビもない。電気はない。食い物も自分で確保しなくてはならない。
そうすれば、「入出力のループ」が回って集中力がつくでしょう。
本書に出てくる「戸塚ヨットスクール」なんて、調べてみましたが、すごいですね。ああいうのをやってると集中力・精神力がすごく身につけそうです。
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