犬山たまき(Vチューバ―)が人気になった理由。それは、「シンギュラリティー(特異点)」と非常に関係あるのだとボクは思いました。
まず、Vチューバ―とは何か。ご存知の方もいますが、バーチャルユーチューバ―。用は2次元創造で作り上げたキャラクターを動画(YouTube等)で登場させるものです。
これの何が面白いのか。始めはそう思いましたが、ちょこっと見て思ったのが、Vチューバ―が「技術の究極性」をつかんでいるということです。
「技術の究極性」とは何か。それは遺伝子操作に代表されるヒトの改造であることです。コンピュータが自分より有能なコンピュータを勝手に作り出す、用は「シンギュラリティー」です。
これが何を意味するのか。一神教、つまりは「神を創る」ということなのです。「意識」を追求した結果ともいえます。
今の我々が考えている程度のことは、すべて考え、理解してくれる。さらにその上に現在の我々が理解できないことまでちゃんとやってくれる。
いわゆるヒトの理想を超えた「人神」です。
そういう存在を人類が全知全能をかけて創り上げれば現在人は用済みという話になる。面倒なことをすべて押し付ければいい。
その「出発点」にVチューバ―やAI(人工知能)があるとボクは思っています。
ヒトが演じていることをアバターが演じる。それは「デジタルの世界」が現実問題として非常に意識化されているということなのです。
諸行無常ではなくなる。安心安全で確実な世界を築く。不老不死。永久に変わらないもので満ち溢れている。そう遠い未来でもないのかもしれません。
以前ボクは人生の究極は「幸せになること」と述べました。その要素に、このVチューバ―にはあるのではないか。とも思いました。その中に「犬山たまき」が存在する。
だからこそ、「意識」問題はタブーにしてはならない。常に考えなくてはならない。科学的に解明することは事実上不可能なのです。
身近なもので言えば、「都市化」です。何故あんなに東京に人が集中するのか。高層ビルを沢山建てるのか。その辺をもうちょっと考えてもらいたい。
こういった問題は、政府や企業の問題かといえばそうでもない。意識化が進んでいる理由として、先程Vチューバ―を挙げたのは、デジタル化が進んで以降、第三者による影響も大きいと考えたから。
「意識」をタブー化している学問、いわゆる学校でもあまりこういったことを考えない。だから、看過せずに「意識問題」についてメリットデメリットを視聴者とVチューバ―と共に考えるのもいいなと思っただけです。
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