「選択授業の目標を失っていないか(http://takabo777.com/senntaku1)」の続きです。
では、一方的に生徒に押し付けない具体的な授業システムとはなんなのか。ちょっと考えてみました。
図のように、例えば4時間目に理科の授業を受けるとします。授業内容は同じで生徒はA,B,Cのクラスどちらか1つ自由に選ぶことができます。1つの教科で3人先生がいるということです。
勿論、今日はAの鈴木先生の授業を受けたけど、よく分からなかったので、明日の理科は佐藤先生にすることも可能です。自由にクラスも変更できます。
これは、生徒自ら授業を受けているということを認識するためにあえて客観的な判断にしているということです。このようにすれば、生徒からの先生に対する評価がよく分かります。
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この意見に否定的な先生もいると思います。ですが、それは単に生徒の評価から逃げているようにも思えます。そもそも授業をする目的自体も怪しいところです。
社交性を身につける、考える力を身につける、道徳性を身につける。いろいろありますが、生徒に授業の楽しさを伝える。感じさせる。それが参考書やライブ映像にはない学校の授業の目的なのではないでしょうか。
テストの成績を上げるためだけに授業をしているのではない。その意識でスパルタ授業をして志望校に合格しても、その子は一時的なもので終わってしまうケースが多いのです。(別にスパルタが悪いとは言わない)
だったら、参考書だけで勉強したほうがまだ良いような気がします。
で、何回か授業を受けていると、人気の佐藤先生に人数がたくさん集まってしまい1人1人生徒をゆっくり見ることができず、採点だけで大変な場合もある。
その時は、教員資格のないしっかり任せられる大学生のバイトでもいいので、とにかくサポーターを増やすのがいいです。それで負担がかなり軽くなるのではないでしょうか。
Cにペッパー君が先生になっています。これも人間ではないロボットによる授業をやったら実は分かりやすい。面白い場合があると思ったからです。ライブ授業でもプリントだけでも良い。人間先生とは違ったメリットがあるということです。
このクラスが人気になるのは、ちょっと困りますが、将来的にはあってもいいのではと思います。
小学校のスタイルとはちょっと正反対(1人の担任で複数の科目)になりますが、生徒の授業に対する意識というのが変わってくるのではないでしょうか。
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